メモリ

メモリとは・・・

メモリメインメモリ)とはCPUの演算データを一時的に記憶しておく主記憶装置で、ハードディスクより高速でアクセスすることの出来る記憶装置。人の体で言えば「脳(海馬)」にあたります。

特に、画像編集や動画編集・3Dゲームを行う際に大容量のメモリが必要とされています。

メモリの選び方

使用用途に合わせてメモリ容量を決める。64bitOSでないと4GB以上のメモリを認識・利用できないので注意。

用途最低推奨快適
メール・ネット1GB~2GB~2GB~
Office2GB~2GB~4GB~
動画視聴2GB~2GB~4GB~
テレビ視聴・録画2GB~4GB~4GB~
画像編集4GB~8GB~16GB~
動画編集4GB~8GB~16GB~
3Dゲーム4GB~8GB~16GB~

マザーボードにより搭載できるメモリが異なるのでマザーボード規格をメーカーHPなどで調べてメモリを決める。

  • メモリ規格・・・メモリインターフェイス、モジュール規格など規格に合うものか。
  • メモリスロット数・・・搭載できるメモリの最大枚数です。これ以上の枚数のメモリを搭載することは出来ません。
  • 最大メモリ容量・・・搭載できるメモリの最大容量です。これ以上の合計容量のメモリを搭載することは出来ません。

マザーボードを「GIGABYTE GA-Z68XP-UD4/WIFI/G3 [Rev.1.0] 」と決めた場合、メーカHP(http://www.gigabyte.jp/products/product-page.aspx?pid=4098#sp)にてメモリの規格を調べる。
メモリ規格:DDR3 1600/1333/1066 、メモリスロット数:4、最大メモリ容量:32 GB と判るので8GBのメモリを導入したいのであれば、最高速度の規格の「DDR3 1600 8GB」(または、「PC3-12800 1600 8GB」)のメモリを探せばいい。もちろん「DDR3 1333」、「DDR3 1066」の規格でも問題ない。

メモリ用語集

メモリインターフェイス

  • DIMM・・・デスクトップ用のメモリ
  • S.O.DIMM・・・ノートパソコン(・一部スリムパソコン)用のメモリ
  • MicroDIMM・・・小型ノートパソコン用のメモリ
  • FB-DIMM・・・サーバー・ワークステーション用のメモリ

メモリタイプ

  • DDR SDRAM・・・Double Data Rate。高速なデータ転送機能を持ったSDRAM クロック信号の立ち上がり時と立ち下がり時の両方でデータの読み書きが行なえるため、これまでのSDRAMに比べデータ転送速度が2倍になる。
  • DDR2 SDRAM・・・Double Data Rate 2。DDRよりもハイスピードで低電圧。DDRとの互換性はない。
  • DDR3 SDRAM・・・Double Data Rate 3。DDR2よりもハイスピードで低電圧。DDR2との互換性はない。

モジュール規格

  • PC3-16000、PC3-14400などのメモリモジュールの規格。

メモリチップ規格

  • DDR3-2000、DDR3-1800などのメモリチップの規格。
メモリ規格 対比表
メモリモジュールメモリチップ メモリモジュールメモリチップ
PC3-16000DDR3-2000 PC3-14400DDR3-1800
PC3-12800DDR3-1600 PC3-10600DDR3-1333
PC3-8500DDR3-1066 PC2-9600DDR2-1200
PC2-9200DDR2-1150 PC2-8500DDR2-1066
PC2-8000DDR2-1000 PC2-7200DDR2-900
PC2-6400DDR2-800 PC2-5300DDR2-667
PC2-4200DDR2-533 PC2-3200DDR2-400
PC3200DDR400 PC2700DDR333
PC2100DDR266   

チャネル数

  • デュアルチャネル・・・データ転送幅が2倍になる機能。
  • トリプルチャネル・・・データ転送幅が3倍になる機能。

その他

  • CL・・・データを読み出すまでにかかる遅延時間(クロック)。値が小さいほど高速。
  • ECC・・・メモリーに記憶された誤ったデータを検出し、正しい値に訂正する機能。主にサーバー、ワークステーションで使用。

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